2017年4月26日水曜日

「個」4年 牛之濱容

 
「個」
4年 牛之濱容

八幡山で4度目の春を迎えた。
入寮した時、すごく大きく見えた4年生。
そして私はいまその4年生である。

私はこの場を借りて、今年の明治大学体育会サッカー部の顔である、4年生の紹介をするとしよう。

(GK 石田貴俊) 元気印。ストイックで努力を怠らない。
私生活では、部の盛り上げ役として身体を張った芸で笑いを誘うエンターテイナーだ。
先日彼が、あまりの美味しさに感動して、泣きながらラーメンを食べている姿には
驚きを隠せなかった。

(DF 岸本英陣) 心優しき不器用な男。
強靭な肉体からは想像できないが、デリケートな一面がある。
サッカーでは、ここぞというときに得意のヘディングでチームを救ってきたヒーローだ。
お腹がすくとソワソワする習性がある。

(FW木戸皓貴) カリスマ。
今年の明治大学体育会サッカー部の象徴ともいえる男。
大怪我を負いながらも、彼のサッカーに対する熱い想いには胸を打たれる。
最近では、洋画の見過ぎで、心なしか外国人っぽくなってきた。

(MF金原唯斗)クレバー。
とにかく頭がきれる。
彼の核心をつく発言には頷かされることが多い。
寮内ではいつも何かの歌を口ずさんでおり、甘い歌声を響かせながらドヤ顔で生活している。

(MF小池大佑) 万能。
何をしてもハイクオリティでやってのける男である。
一見、強面だが隙あらばイタズラをしかけてくる無邪気で可愛い一面もある。
国際日本学部なだけあって彼の今後のグローバルな活躍に期待したいところだ。

(MF櫻井敬基) 神の子。
部員のみんなから愛されているマスコットキャラクターみたいな存在だ。
得意のドリブルから繰り出される高速シザースは、もはや高速すぎて意味がないという説も浮上している。
ゴールパフォーマンスの「※はにわジャンプ」も魅力の一つである。

(DF柴田はじめ) 兄貴肌。
持ち前の統率力でリーダーシップを発揮する頼れる男だ。
後輩の面倒見がいい為、彼を崇拝する後輩が増え、「はじめ軍団」が近々結成されそうだ。
キッチンにたてば、華麗なテクニックでシェフ顔負けの料理をみんなに振る舞ってくれる。

(MF柴戸海) 仏。
なんでも広い心で受け止め、包み込んでくれる。
しかし、ピッチに入ると一気に人が変わり、侍みたいな顔つきでプレーをして、サイボーグかと思わせるくらい体を張る。
ボソッとなにかつぶやき周りを笑わせる「ぼやき芸」は彼しかなしえないだろう。

(DF田邉真之介) 群馬のベイル。
几帳面かつ繊細な男。
その左足から繰り出される正確なキックもそこにルーツがあるのかもしれない。
又、身だしなみにもこだわりがある為、鏡をみつければ長い間自分の顔とにらめっこを繰り返す。

(DF鳥海晃司) やんちゃ坊主。
盛り上がっている話の中心には必ず彼がいる。
私生活では、持ち前のズル賢さと要領の良さを発揮しており、それはサッカーでもみてとれるだろう。
明治大学体育会サッカー部随一のハンサム男だ。

(MF土居 柊太)持っている男。
彼はなにかと勝負強い。
負けず嫌いな性格でもある為、負けても勝つまでやり続け、勝ったあとのあの優越感に浸る顔がとにかく憎々しい。
野球アニメ『メジャー』の主人公である「茂野吾郎」に憧れており、野球のゲームで「土居吾郎」という選手を自ら作り上げていた。

(GK長津大輔)芸達者。
愛嬌があり誰からも嫌われない性格。
某プロ野球選手のグローブのデザインを手がける程、芸術的センスにも長けており、意外性も抜群である。
歌唱力にも定評があり、お題さえ与えれば即興で作詞作曲するという特技も併せ持つ。

(DF山崎浩介) 熱い男。
優しい性格で常に笑顔を振りまいている。
クセ毛が特徴的であり、相手に恐れずタックルするその姿はまさに全盛期のプジョルを彷彿させる。
甘いものには目がなくスイーツ系男子でもある。


そして、わたくし牛之濱を含む14人+マネージャーの笠原、大橋、高槻の個性あふれる17人で、過去の先輩方や指導者が築き上げてきた伝統を受け継ぎ、チームづくりに励んでいる。

下級生の頃、雑用や仕事に追われ、上級生の指導に不信感を抱く時期もあったが、今ではその経験こそ、強い組織を作るうえで、重要なことであったということが痛い程分かる。

明治大学体育会サッカー部の伝統とは「個」の力を磨きあげていく忍耐力。「チーム」全体を見据える視野と洞察力。そして育てるのは一流の選手かつ『一流の人間』ということだ。



 

※ はにわジャンプ(参考資料)
 
 
 
 

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