明治のあるべき姿
4年 鳥海晃司
僕が1年生の頃、TOPチームでプレー出来たのは数ヶ月。悔しいがTOPチーム定着とはいかなかった。何が僕に足りなくてTOPチームから落ちたのもわかっているつもりだった。
週末のゲームはIリーグに出てた時に、セカンドの選手と同じクオリティのプレーをした神大戦を今でもハッキリと覚えている。自分のプレーとセカンドの選手の差が見えなかったし、TOPチームにいながら試合を変えられるようなプレーが出来なかった。
試合直後の栗田さんのミーティングの時に僕は下を向きながら話を聞いていた。その行動もその場で「そういう所が甘いんだ」と指摘された。今では絶対に考えられないが、その当時は本当に甘かった。
その次の週から僕はセカンドに落ちた。この1日が原因であの時セカンドに落ちたと高学年になるまでずっと思っていた。
栗田さんは覚えているかわからないが、以前にTOPのトレーニングの合間に「もっと学生らしいサッカーをしろ」と言われたことがある。その時は「はい」と返事をしたが、正直その当時の僕からしたら学生らしいサッカーってなんだ…って思った。
親にも「栗田さんに学生らしいサッカーをしろって言われたんだけど、どういうこと?」と相談したのを覚えている。それくらい印象に残っている言葉だ。
僕がJEFユース出身というJ下部の足先でのうまさだけでプレーしているという意味だろうと当時は解釈した。
今考えると、この学生らしいサッカーとか明治のサッカー部のあるべき姿が僕には圧倒的に足りていなかった。
毎日のトレーニングで100%でトレーニングに取り組んでいるのかという所。こなす毎日で僕には足りていなかった。
週末の試合のリーグ戦のメンバーから外れ、Iリーグやトレーニングマッチ、応援、補助学、それぞれの立ち位置でTOPチームがリーグ戦で勝つ為に100%で取り組む姿勢。
自分が試合に出れない事に頭が持っていかれたり、自分のプレーが悪くて頭が持っていかれてしまう選手がチームを変えられる訳がない。
自分がセカンドに落ちた理由はこれだろうと今は思う。
この3年半で気づいたのは、明治は成長するきっかけが様々な所に沢山落ちていた。スタッフの方々の言葉1つ1つに意味があったり、毎週のミーティングや学年でするミーティング、下級生の頃に学ぶ仕事もそうだ。だから明治は人間形成など人として大きく成長できる。明治大学のサッカー部に所属して良かったと心から思う。
同期の中にはこれから本気でサッカーする事が無くなる仲間もいる。3年生以下はいい結果を残していかなければ進路という面で間違いなく影響してくる。
だからこそ僕のサッカー人生に大きな影響を与えてくれた明治大学サッカー部に恩返しをする為に必ず3冠を達成しなくてはならない。
大臣杯、後期、インカレとチーム全員で闘っていきます!
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