「サクラマスに俺はなる。」
1年 岩田寛生
1年 岩田寛生
こんにちは。
1年の岩田寛生です。
入寮してからはや2ヶ月が経とうとしています。
時間の流れがはやく、とても充実した時間を過ごせています。
突然ですが、 ヤマメとサクラマスについてお話ししたいと思います。
ヤマメは20cm程の大きさで、 川の上流などの冷水域に生息しています。一方、 サクラマスは70cm程の大きさで、 太平洋北西部中心に生息しています。
この説明を聞く限り、 ヤマメとサクラマスは全く違う魚だと思いますよね。 僕もそう思いました。でも、実は同じ卵から産まれた、 全く同じ種類の魚なんです!!!
ヤマメもサクラマスも川で産卵され、川で成長します。しかし、 15cm程に成長した頃、縄張り争いをするようになります。
その戦いでの勝者が川に残り、ヤマメとなります。 その戦いでの敗者が川を下り、海へ追い出され、 サクラマスとなります。
なぜ縄張り争いに負ける弱い魚(サクラマス)が、海へ出て、 産卵時に川へ帰って来る頃には、 ヤマメの3倍以上もの大きさになるのでしょう。
それは"環境"の違いです。
海には波があり、 危険がたくさんあります。川に比べ、非常に厳しい環境です。
同じ種類の魚でも、"環境" の違いでこれほどの違いがでるのです。
つまり、"環境"は成長するための重要な要素の1つなのです。
私は明治大学体育会サッカー部という海に出てきました。
しかし、自分はまだまだ甘く、 生死がかかったサクラマスのように努力できていません。
環境に頼るだけでは、成長できません。
なので、私はサクラマスになります。 生きるか死ぬかくらいの気持ちで努力し、 今より何倍も成長したいと思います。
また、この環境でサッカーをできていること、支えてくれる家族、 応援してくれる友人への感謝の気持ちを忘れず、 努力したいと思います。
拙い文章でしたが、 最後まで読んでいただきありがとうございました。
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